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【香港観光】モンスターマンションは撮影禁止?大丈夫!行き方を解説

こんにちは、キョウイです。
2018年8月に香港の「モンスターマンション」といわれる場所に行ってきました。

香港は九龍半島とその向かい合わせの香港半島を中心に大小の島々から成っています。
観光の中心は、九龍半島南端の尖沙咀(サム・サー・チョイ)からネイザン・ロードに沿った繁華街エリア。

しかしそういった賑わいある場所から離れたところに、ひそかに人気のスポットがあります。
香港半島を東方面に行った鰂魚涌(クオーリー・ベイ)にある「モンスターマンション」です。

かつての九龍城を彷彿させるインパクトで、数年前からインスタ映えスポットとして観光客が訪れるようになっています。

しかし、この人気スポットはほとんどのガイドブックには出ていません。
住民のプライバシーに配慮して、一時は立入禁止・撮影禁止の掲示も出されました。

このあたりは、今回現地を訪ねて分かったこともあるので、後ほど解説しますね

ということで今回は、香港「モンスターマンション」の行き方と見どころ、撮影の注意事項について紹介します。

香港モンスターマンションの基本情報

photo by kyoi

もちろん「モンスターマンション」とは通称で、正しくは「益昌大廈(Yick Cheong Building)」という名称の建物です。

これが、驚くほどの超過密集合住宅!
巨大なマンションにぎっしりと詰め込まれた個々の部屋のベランダからは、ものすごい数の室外機や洗濯物が見えます。

香港は人口密度の高いために、必然的に生まれた生活様式なのでしょう。

その姿はもはやアート!

有名カメラマンが撮影をしたり、いろんな映画のロケ地に使われたりするようになりました。

モンスターマンションがロケ地の作品
・ 映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」2014年
・ MPV「ラビリンス/満島ひかり」2017年
・ 映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」2017年

こうやって世界中の人々に知られるようになり、一般の人が住む集合住宅に、観光客が押し寄せるようになったわけです。

香港モンスターマンションの行き方

photo by kyoi

モンスターマンションは、香港半島を東方面に行った鰂魚涌(クオーリー・ベイ)という場所にあります。

トラム(路面電車)で行く

トラム(路面電車)が最も安く行けて、ローカルな雰囲気を味わうこともできます。ただし、車内がものすごく混むときがありますので覚悟を。

中環(セントラル)から乗って、鰂魚涌(クオーリー・ベイ)方面に30分くらい。柏架山道(マウント・パーカー・ロード)という駅で降りれば、すぐ前です。

僕は今回、途中の「北角(ノース・ポイント)」駅どまりに乗ってしまったので、そこから歩いて行きました

トラムは乗車区間に関わらず一律ひとり2.3HKD(約31円)。とても安いです。

MRT(地下鉄)で行く

MRT(地下鉄)なら中環(セントラル)駅から乗って鰂魚涌(クオーリー・ベイ)駅か、その1つ先の太古(タイコー)駅で降ります。

乗車時間は20分くらい。
太古(タイコー)駅から戻ってくる方が歩く距離は短く、徒歩で6分くらいです。

タクシー・Grabで行く

時間がないなら、タクシーやGrabを利用しましょう。
もちろんトラムやMRTより費用はかかりますが、中環(セントラル)からなら15分くらいです。

行き先の住所は以下になります。

  • 行き先住所:Yick Cheong Building, King’s Rd, Quarry Bay, 香港

いずれにしても、近くに行けば巨大でインパクトある建物が見えてくるので、すぐわかりますよ

香港モンスターマンションの見どころ

photo by kyoi

モンスターマンションは、外観からして圧倒的なインパクトです。ビジネスマンなど一般の人が行き交うなかで、ひときわ異彩を放っています。

建物の形は上から見ると「E」の字になっていて、2つの中庭があります。
西側(鰂魚涌から行くと手前側)と東側(鰂魚涌から行くと奥側)の2つで、入口は別です。

photo by kyoi

入り口には管理人室がありますが、その脇を通って入っていきます。
1階部分は、食事処や売店、クリーニング店などがあって、外部の人も普通に利用しています。
問題は中庭部分への立ち入りですが、それは後ほど説明します。

2つの中庭をそれぞれ見てみると、東側の方が赤や黄色の壁がビビッドで、写真映えしそうです。
プロカメラマンのアート作品も東側のものが多いように思いますし、実際、現地で撮影している人も東側の方が多かったです。

photo by kyoi

僕が行ったのはちょうどお昼くらいの時間帯でしたが、夜になると各部屋の電灯がついてそれも美しいとされています。

ただ、夜景写真はなかなかプロでないと難しいと思います。

なので、スマホなどでの普通の撮影なら昼間がおすすめします

グルリと囲まれた空間で、圧倒的されるほどたくさんの部屋に見える室外機や洗濯物から、生活する人たちのエネルギーを感じることができます。

香港モンスターマンションは撮影禁止?注意事項など

実は2018年5月に、モンスターマンションの中庭に「許可なく立ち入り・撮影禁止」の横断幕が貼り出されました。
あまりに多くの観光客が押し寄せるようになったため、住民プライバシーを守るための措置です。

そのためこれから行こうと思っていた観光客のあいだでは、「もう入れないのか?撮影できないのか?」という不安の声があがっていました。

僕が訪ねたのは2018年8月です。
前述の通り、1階は普通の商業施設ですので誰でも入れますが、確かに中庭には上記のような横断幕がありました。

一応、僕は管理人に「写真をとっていいか?」と聞き、うなずいてもらいました。
これを「許可をもらった」としていいかは不安でしたが、結果大丈夫だったようです。

ただ、ほかにも結構大胆に撮影している欧米人観光客がいたりして、注意喚起をし続ける必要はあるんだろうなと理解しました。

そしてその後の新しい情報では、観光客の数も落ち着き、1階に人気コーヒーチェーンがオープンしたり、横断幕の数も減ったりと、迷惑にならない程度の見学・撮影なら実質大丈夫になっているようです。

いずれにしても、住民のプライバシーには最大限配慮するこを忘れずに!

まとめ

photo by kyoi

今回は香港のガイドブックにはない人気スポット「モンスターマンション」を紹介しました。

香港モンスターマンションのまとめ
・ 正式名称:益昌大廈(Yick Cheong Building)
・ 住所:King’s Rd, Quarry Bay, 香港
・ 見どころ:撮影なら2つある中庭の東側がおすすめ
・ 注意事項:住民のプライバシーに最大限の配慮を

狭い場所を多くの人々が行き交う活気ある生活っぷりが、香港という街の魅力のひとつです。

かつては九龍城のような場所にそんな様子を見ることができましたが、今は取り壊されてそういうところも減ってきました。

モンスターマンションは、そんな昔ながらの香港らしい日常を垣間見させてくれる貴重な場所というわけです。

香港観光に行くなら、中心地から少し足を伸ばして、こういった現地の人たちの生活を感じる場所を訪ねるのもいいですよ。

それではよい旅を!

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