こんにちは。キョウイです。
2018年12月、キューバに行ってきました。
キューバはアジア以外で唯一の社会主義国。
2015年までアメリカと断交していて、いわば鎖国状態にありました。
そんなキューバ現地の人たちの価値観を知りたくて、ハバナに行ってきたというわけです。
事情があって今回はわずか一泊の弾丸ツアー。旅程をパンパンにつめこみましたが、結果的にはとても充実した体験ができました。
チェゲバラとヘミングウェイの聖地巡礼を1日でやってしまいました。
今回は、その外せない見どころを8つにまとめました。
目次
1:旧市街(オールドハバナ)のオビスポ通りを散策!
ホテルに荷物を預けたら、弾丸ツアーをスタートしましょう!
まずは、旧市街のオビスポ通りを歩いてみましょう。
オールドハバナは、街全体がユネスコの世界文化遺産に登録されていて、歩くだけでレトロな雰囲気が味わえます。
キューバ音楽のライブ演奏はもちろん、何気ない風景にキューバらしさを感じます。
2:クラシックカーでハバナを一巡り
オビスポ通りをセントラル公園まで歩くと、そこにずらっとクラシックカーが並んでいます。
これらは観光用のタクシー。1時間見所を周ってくれて40CUC(約4000円)です。(はじめは50CUCと言われましたが交渉で40CUCに。もっと安く交渉できるかも)
ハバナの全体感を知るために、早めに利用してみましょう。
もし、クラシックカーツアーを楽しむと決めているなら、日本から現地ツアーを予約しておくと日本語ガイドさんを選べるので心強いです。
海外現地ツアー「ベルトラ」のサイトで確認してみるといいでしょう。
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3:革命広場とカバーニャ要塞と第1ゲバラ邸宅
チェゲバラはキューバ人でないにも関わらず、その人気はすごいです。
革命請負人ということなので、日本でいう坂本龍馬のようなイメージでしょうか。
革命広場は、クラシックカータクシーで連れて行ってくれます。
ゲバラはこの広場で10万人の聴衆に5時間ぶっ通しで演説をしたといいますが、その凄まじいエネルギーがまだこの場に残っているような感覚がします。
カバーニャ要塞と第一ゲバラ邸宅は、旧市街からハバナ湾を隔てた向こう側にあるので、クラシックカーを降りた後、通常のタクシーで行きましょう。
直接行ってもらえれば5分で行けるのですが、通常タクシーもいろいろ観光に連れ出そうとするので、遠回りされないよう、キチンと目的を伝えましょう。
要塞にはゲバラの執務室がそのまま残されていて、当時の緊張感がそのまま残っています。
またここからオールドハバナが一望できるので、展望台としても楽しめます。
4:ヘミングウェイ邸宅から漁村コヒマルまで
ゲバラ跡を巡礼したら、次はヘミングウェイに行きましょう。
文豪ヘミングウェイは、61歳で猟銃自殺をする数ヶ月前まで、20年にわたってキューバで過ごし「老人と海」や「誰がために鐘はなる」などの名作を産みました。
郊外のサンフランシスコ・デ・パウラにある広大なヘミングウェイ宅は、博物館として公開されています。
タクシーで30分はかかるのですが、足を伸ばして行ってみましょう。
邸宅内はそのままの状態で保存されていて、「老人と海」を書いた部屋にはスタンディングで打っていたというタイプライターや、8000冊の蔵書がそのまま残されています。
できれば帰りに少し遠回りですが、「コヒマル(Cojimar)」という「老人と海」の舞台となった小さな漁村に寄ってみましょう。
ヘミングウェイ自身もここから釣りに出かけていました。
港の周りを歩くと、オールドハバナにはない、ゆったりとした時間の流れを感じることがます。
※この遠出の際にタクシーに交渉して、配給所や市場、闘鶏場など、キューバの地元の人の暮らしが伺える場所に寄ってもらいましょう。
その話は次回のブログで。
5:モヒートとダイキリとキューバ音楽
夕方にオールドハバナに戻ったら、ヘミングウェイが常連だった2つの名店で「モヒート」と「ダイキリ」を飲んでみましょう。
まずは「ラ・ボデギータ・デル・メディオ(La Bodeguita del Medio)」のモヒートです。
砂糖とミントを入れたグラスにハバナクラブのラムとソーダを注いでくれます。
ヘミングウェイが壁に落書きした「私のモヒートはボデギータ、ダイキリはフロリディータ」の文字もプレートになっています。
次に「フロリディータ(Floridita)」のダイキリです。
ヘミングウェイがいつも座っていたというカウンターの奥には、銅像が微笑んでいます。
両店ではいつも賑やかなバンドが演奏しています。
キャバレーやクラブに行かなくとも、ここでも十分にキューバ音楽が楽しめますよ。
6:キューバ料理はロブスターと黒豆ご飯とバナナで
さすがにお腹も減ってきたでしょうから、オビスポ通り周辺でキューバ料理をいただきましょう。
観光客向けに英語で呼び込みをしている人が増えてきましたが、ハズレも多いので、事前に調べておくの方がいいと思います。
典型的な料理は「ロブスター」などのメインに「コングリ」という黒豆の炊き込みご飯、「トストーネス」というバナナの輪切りを揚げた料理などです。
7:キューバコーヒーと葉巻とアート
オビスポ通りが少し離れたビエハ広場の方にもお店があります。
キューバコーヒーが楽しめる「カフェ・エル・エスコリアル(Cafe El Escorial)」では、トリニダーの農園の豆をお店で焙煎しているということで人気です。
またせっかくなので、葉巻にも挑戦してみましょう。
声をかけてくる人や安い土産店のものは偽物が多いらしいので、ホテルやたばこ専門点で購入するのがいいでしょう。
僕は空港でモンテカルロを購入しました。
キューバアートのギャラリーも多いので、のぞいてみるのも面白いです。
ギャラリーでなくても、自称アーティストのような人に説明してもらいながら見るのもいいです。
8:夜は早い。散歩で現地の人の笑顔を見よう
社会主義国のキューバでは、商業的なネオンや広告看板がありません。
なので、夜は最低限の明かりを残して、早くに暗くなります。
お店も早くに閉まってしまいますが、ちょっと近くの公園に散歩に行ってみましょう。
そこでは、現地の人たちが集まって談笑している姿を見ることができます。
通信手段の少ない現地の人たちは、ちゃんと顔を合わせてコミュニケーションをとっています。
スペイン語なので何を話しているかは分からないけれど、そこには確かにケータイで話している人とは違う笑顔があります。
アメリカとの国交回復でこれからどんどん便利になっていくであろうハバナで、こんな素敵な笑顔が見られるのも、あと少しの時間かもしれませんね。
さらに「本当のキューバ」を楽しむなら
このようにキューバの旅といえば、ハバナ旧市街の散策と、チェゲバラとヘミングウェイの聖地巡礼が一般的です。
でもこれらは、完全に観光客向けのキューバの顔。
僕が本当に見たかったのは、独自の社会事情をもつ現地の人たちの生活です。
国が社会主義というシステムを採用し、人々は僕たちがあたりまえだと思っているスタバやマックがない世界で生きています。
そんなキューバの人たちの価値観はどんなものか?
どんなふうに世界全体が見えていて、自分たちをどう位置付けているのか?
資本主義の世界しか知らずに生きてきた僕は、そこにとても興味があります。
- 二重通貨があることをどう捉えているのか?
- 配給制度はどう回っているのか?
- 職業選択の自由がない人生に満足なのか?
- 競争に興味はないのか?
- 豊かさに興味はないのか?
今回の旅は短すぎて、とてもそこまで踏み込めなかったけど、少しだけ見えたものもありました。
次回のブログは、そんな視点でもう一度キューバの旅をまとめてみます。
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